JR元町駅より徒歩8分の歯科医院
舌側矯正治療とは、一般的に『リンガル矯正』『目立ちにくい矯正』とも呼ばれており、“矯正器具を歯の裏側につける”治療方法のことです。
そのため、他人に気づかれることなく矯正治療を行うことができます。
つまり「ギラギラした装置がいや」、「職業柄、矯正治療ができない」方などにお勧めな矯正治療です。
以前までの装置
より新しい装置
当院の舌側矯正装置はセルフライゲーションブラケット装置(クリッピーL)という舌側矯正専用のブラケットを使用しております。従来の装置に比べて違和感や発音等が大幅に改善され、摩擦抵抗を抑えて弱い力で歯を移動させることができます。この装置により今までよりも快適に治療できるようになり、患者様に喜んで頂いております。
完全オーダーメイドでブラケットとワイヤーをつくる舌側矯正の装置です。専門の技術者がコンピュータ上で患者様の歯並びに合わせた矯正装置を設計します。設計から装置 が制作されるまで全て自動でつくられる矯正装置です。
※カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニト)は、完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
舌側矯正治療は80年代の前半に日本及びアメリカを中心に世界中に広まりましたが、技術が難しく「ちゃんと治らない」、「期間が掛かる」、「違和感がある」、「舌が切れる」等の理由からアメリカでは衰退したようですが、アジアやヨーロッパでは広まってきています。
現在では装置や材料、技術が改善され進化したことにより、審美的に優れていることはもちろんのこと、装置が小さくなったことで違和感が格段に少なくなり、表からの矯正と変わらない仕上がりと期間で治療を行うことができます。
・歯の表側からの矯正治療に比べて、歯磨きが難しくなります。
・装置になれるまで、違和感がでたり、発音しにくいことがあります。
・歯の表側からの矯正治療に比べて、治療費用が高くなります。
・咬み合わせが深いと舌側矯正が適用できないことがあります。
私は2000年の開業以来、舌側矯正治療には力を入れてまいりました。
2001年には世界的に舌側矯正の第一人者でもあるフィリオン先生の講習会に参加し、ご指導頂きました。
現在は、日本で開催されるフィリオン先生の講習会のインストラクターをしています。
この時期に、日本舌側矯正学術会の会員となり、2005年より役員もしております。この会で、京都の居波先生や東大阪の布川先生、世界的にも有名な竹元先生、東京の松野先生などの先生方とも出会い、大きな財産になっています。
その他、大勢の先生からも勉強させて頂きました。定期的に海外の学会(世界舌側矯正学会、ヨーロッパ舌側矯正学会など)、研修会にも参加しています。また、先日はイタリアのスクッツォ先生のオフィス見学に行きました。
スクッツォ先生はリンガルブラケット矯正装置(STb)の開発者で、STbの「S」はスクッツォ先生の「S」です。舌側(歯の裏)から非常に上手に治されており刺激を受けました。 舌側からの矯正治療は表からの矯正治療よりも技術が難しいこともあり、日々、より新しい技術を習得するべく勉強しています。
※上記の矯正装置は、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。